NYメディアの叫び「大谷よりもリンドーア」 MVPへ並べる根拠の数々、ファンに広がる賛否

メッツのフランシスコ・リンドーア【写真:ロイター】
メッツのフランシスコ・リンドーア【写真:ロイター】

リンドーアと大谷のMVP論争が加熱…メッツ地元メディアが推す理由とは

 シーズンが佳境を迎え、MVP論争も加熱の一途。ナ・リーグではドジャース・大谷翔平投手が最有力候補とされているが、“ライバル”メディアは納得していない模様だ。「オオタニよりもMVPにすべきだ」として、メッツのフランシスコ・リンドーア内野手を猛プッシュしている。

 リンドーアは29日(日本時間30日)、敵地・チェイスフィールドで行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・遊撃」で先発出場。1-2の6回に28号ソロを叩き込み、チームの逆転勝利に貢献した。この瞬間、敵地にもかかわらず「MVPコール」が起こり、米放送局「FOXスポーツ」などでも紹介された。

 試合後、メッツ地元放送局「SNY」で編集制作マネージャーのダニー・アブリアーノ氏は自身のX(旧ツイッター)を更新し、リンドーアがMVPを取るべき理由を紹介した。「リンドーアは27試合連続出塁 彼は今シーズン、34本塁打、42二塁打、110得点、96打点で終える勢いだ 遊撃手として野球界最高の守備力を持つ 文字通りすべての試合に出場している 彼はナ・リーグのfWAR(勝利貢献度)でトップに立っている」と羅列し、最後にこう綴った。「彼はショウヘイ・オオタニ投手よりもMVPになるべきだ」。

 MVP投票で重要視されるWARに加えて、大谷の出場が守備をしないDHに限られることをマイナス材料として、リンドーアをMVPに推す識者やファンはアブリアーノ氏以外にもいる。この投稿には「オオタニ対リンドーアは、正真正銘いいMVP争いだ」「まさに接戦だと思う」などと“賛同”する声もあった。

 しかし、「爆笑 オオタニがMVPだ」「メッツファンの妄想的なところだね」「リンドーアの大ファンだけど、オオタニは違うレベルにいる」「リンドーアは素晴らしいシーズンを送っている素晴らしい選手だが、MVPではない」「メッツファンとして、そうでないと思う」と“反対派”も続々とコメントを寄せている。

(Full-Count編集部)

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