疲労MAXの苦しいブルペン、延長戦なら「誰もいなかった」 指揮官はヒヤヒヤ告白

ダイヤモンドバックスとの首位攻防戦に勝利したドジャース【写真:ロイター】
ダイヤモンドバックスとの首位攻防戦に勝利したドジャース【写真:ロイター】

前夜に7人の救援陣を投入、ロバーツ監督「誰もいなかった」

【MLB】ドジャース 8ー6 Dバックス(日本時間1日・フェニックス)

 ドジャースは8月31日(日本時間9月1日)、敵地で行われたダイヤモンドバックスとの直接対決で2連勝を飾り、ゲーム差を6に広げた。初回に大谷翔平投手らMVPトリオが3者連発。16安打8得点を奪ったが、勝利の裏でデーブ・ロバーツ監督は“ヒヤヒヤ”していたようだ。

「たくさんのことが起きた。(9回の)エバン(フィリップス)の後ろには、(投げられる投手は)誰もいなかった。みんなが貢献してくれた」

 試合後の会見、ロバーツ監督は安堵のコメントを並べた。前夜は先発左腕カーショーが2回途中降板して、7人のリリーバーをつぎ込んだ。そして、この日の試合前にはベテランのケリーが右肩痛で負傷者リスト入り。リリーバーは登板過多の状況が続いており、この日は決して本調子でなかった先発ストーンを5回まで引っ張った。さらに、同点の8回に登板した25歳右腕カスパリウスはメジャー初登板。苦しい台所事情は明らかだった。

「ギャビン(ストーン)は持てる力を尽くしてくれた。(再昇格した)ハニーウェルもここに戻って来て、我々のために2回を全力で投げてくれた。攻撃陣も重要な打撃をしてくれた。ブルペンの状況を考慮すると、我々は大量得点を奪う必要があった。そして、その通りのことをしてくれた」

 地区優勝を占う大事な4連戦で2連勝。ドジャースのチーム力を示すには十分な勝ちっぷりだった。

(Full-Count編集部)

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