相方も聞いてなかった現役引退 源田が語る“コンビ解散”の胸中「寂しいです」

西武・金子侑司(左)と源田壮亮【写真:小林靖】
西武・金子侑司(左)と源田壮亮【写真:小林靖】

金子侑が引退発表…源田は困惑気味

■西武 ー 日本ハム(1日・ベルーナドーム)

 西武の主将・源田壮亮内野手が、チームメートの金子侑司外野手の現役引退を惜しんだ。1日に球団から発表された金子侑の引退は、源田にとって寝耳に水だった。本拠地・ベルーナドームでの日本ハム戦を前に「まだ(直接)話していません。寂しいです。まだまだ全然できるのではないかと思ってしまうので……」と困惑気味に話した。

 今季は6月3日から2軍暮らしが続いている金子侑だが、イースタン・リーグでは33試合に出場し、打率.301、3本塁打、15打点、9盗塁の好成績を残している。

 金子侑は盗塁王を2度(2016年、2019年)を誇る。源田もその後を継ぐかのように、2021年に盗塁王を獲得した韋駄天だ。源田は「金子さんは盗塁のスタートを切る勇気と言いますか、ベンチの誰もが『走ってほしい』と願い、相手も警戒している場面で決めるところが、かっこいいなと思っていました」と振り返る。2人で盗塁について語り合ったこともあり「スタートについてよく話しをしましたが『最後は気持ちやな』という結論でした」と笑顔を浮かべた。

 金子侑と源田は「ねこげん」コンビと呼ばれ、現在もベルーナドーム内でプロデュースグルメ「ねこげんピザ(マルゲリータ)」が販売されている。金子侑の2学年下の源田は「プロ1年目(2017年)の春季キャンプで、右も左もわからない時に助けてくれた先輩でした」としんみり。「寂しいです」と繰り返した。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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