大谷翔平、実感する“ヒリヒリする9月” 初POへ「今までにない経験で緊迫感」一問一答
「高く評価してくれた球団にありがとう」
【MLB】ドジャース 11ー6 Dバックス(日本時間3日・フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数2安打2四球3盗塁をマークした。史上初の「44本塁打&44盗塁(44-44)」を達成すると、その後も2つの盗塁を決め、「44-46」に伸ばした。3日(同4日)からは昨年までの本拠地でエンゼルスとの2連戦に臨む。試合後の一問一答は以下の通り。
――50-50は目標にあるか。
「どうなんですかね。残り試合も分かっていませんが、1試合でも多く健康な状態で出られれば、チャンスはあるのかなと思います」
――この日の勝利の価値。
「まず、しっかりと最初の1、2試合目を取って、昨日負けてしまいましたけど、気持ちを切り替えていいゲームができてライバルに勝てたのは大きいことだと思います」
――アナハイムでの試合の心境は。
「今まで一番多くの時間を過ごした球場で自分にとって特別ですし、ファンの前でプレーするのも特別なことなので、一生懸命頑張りたいと思います」
――(昨オフに)エンゼルスから契約のオファーがなかったことで感じることは。
「どうなんですかね。そこに関しては特にはないですね。ドジャースを含めてほかの球団が高く評価してくれたと思っているので、そこはエンゼルスがどうのこうのというより、高く評価してくれた球団にありがとうございますというところかなと思います」
――エンゼルスが同じようなオファーを出していたら残留の確率はあったのか。
「どうなんでしょうね。実際されてはいないので、タラレバのことは言えないですし、今はこのチームでワールドシリーズを勝つことを考えているので。それでいいかなと思います」
――エンゼルスでチームとして好成績を残せなかった原因は。
「僕自身もいいシーズンもあれば、怪我をして投げられないシーズンもあったので。個人的にも、もう少しフルで貢献できればもちろん違った部分はあると思います」
プレーオフへ充実の9月「今までにない経験で緊迫感があります」
――改めて明日について。
「楽しみにしています。一番時間を過ごしているので。ドジャースタジアムで一度やっているので、エンゼルス戦というより、エンゼルスタジアムでプレーすることに特別な気持ちはあります」
――チームバッティングが目立った。
「必ずアウトになる。生産的なアウトなら問題ないと思います。そういうアットバットが増えればチームとして波に乗っていけると思います」
――プレーオフに向けて。
「9月でいい位置にいるのはなかった。同地区で争っているチームとやるのは今までにない経験で緊迫感があります」
――盗塁成功が続いている。
「いかにセーフになるかより、リスクを考えて、アウトになる確率が少ない中でできればいいと思います」
――改めてエンゼルス戦の思いを。
「一緒にプレーしている選手もいるし、印象的な活躍をしている若い選手もいる。そういう人より活躍できるように頑張りたいと思います」
――いい状態で9月を迎えている。
「比較的いい打撃が多かった。アウトになっても最低限、ボール球も見送れている。自分の状態を試合中で考える余裕はないのかなと思います」
上がる盗塁のペース「得点に繋がっているので自信になる」
――7回の2つの盗塁について。
「高い確率でセーフになる自信があれば行くべきだと思います。数多く企画して失敗するよりも、高い成功率の方がいいのではないかと思います」
――盗塁のペースが上がっている手応えは。
「得点に繋がっているので自信になっている。積極的に進塁しようという気持ちになります」
――打率も再び上がってきている。
「2本目のヒットはバットの出方も良かった。しっかりとコンタクトできれば数字も上がってくると思います」
――左腕から3盗塁。
「特に左右で難しさは感じてはいないので。総合的に考えて行けると考えた時は行きます。それが勝ちに繋がればうれしい」
――ヒリヒリする9月を迎えて感じることは。
「目の前の試合により集中していると思います。昨日負けて気持ちを切り替えて勝てたことは目の前のことに集中できているからだと思います」
(Full-Count編集部)