大谷翔平に高まる“イチロー超え”快記録 23年ぶり更新へ残り10…期待される日本人最多

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

敵地・Dバックス戦で1試合3盗塁…50-50に残り6HR&4盗塁

【MLB】ドジャース 11ー6 Dバックス(日本時間3日・フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で自身2度目となる1試合3盗塁を決めた。シーズン46盗塁目となり、史上初の「44本塁打&44盗塁(44-44)」を達成。前人未到の50-50の期待が高まっているが、もう一つ可能性を秘めているのが日本人のシーズン最多盗塁記録の更新だ。

 この日、「1番・指名打者」で出場すると、4回2死の第3打席では四球で出塁し、ベッツの打席で3試合ぶり44盗塁目をマーク。史上初の44-44を達成した。さらに7回1死の第4打席ではこの日2本目の右前打で出塁し、ベッツの打席で二盗、三盗と連続で成功させた。

 自身2度目の1試合3盗塁でデーブ・ロバーツ監督がドジャース時代の2002年にマークした45盗塁を抜いた。さらにイチロー氏がマリナーズ時代の2006年に記録した45盗塁を抜き、日本人単独2位となった。

 日本人のシーズン最多盗塁はイチロー氏がルーキーイヤーの2001年に記録した56個。大谷は46個で残り10盗塁に迫っている。シーズン換算では54ペースとなっているが、球宴明けから盗塁数が急増。後半戦は41試合で23盗塁をマークしている。

 このペースを維持すれば、残り24試合で13盗塁をマークする計算となり、シーズンでは59盗塁に到達する。大谷自身も「高い確率でセーフになる自信があれば行くべきだと思います」と成功率を重視しつつ、果敢な盗塁を意識している。“ヒリヒリする9月”に突入し、マークも厳しくなることが予想されるが、無理な数字ではなさそうだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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