大谷が無安打なら「試合には勝てない」 MVPはリンドーア推し…元監督が熱弁する価値
メッツ元監督のショーウォルター氏が主張
ナ・リーグMVPは誰になるのか。ドジャースの大谷翔平投手は、2日(日本時間3日)の試合を終えて44本塁打98打点、OPS.993を記録。MVPの有力候補となっている。現在その大谷と一騎打ちとなっているのがメッツのフランシスコ・リンドーア内野手。米番組に出演したメッツのバック・ショーウォルター元監督は、リンドーアをMVPに推した。
リンドーアは、2日(同3日)の試合を終えて打率.271、29本塁打81打点、OPS.835をマーク。さらに遊撃のポジションを守っており、MVP争いで重視される指標「WAR」では、リンドーアが大谷を上回る数値を算出しているデータサイトもある。
2022年から2シーズン、メッツの監督を務めてリンドーアのプレーを見てきたショーウォルター氏は、米番組「MLBネットワーク」に出演。MVPには「私ならリンドーアを選ぶ。リンドーアは(試合の中で)インパクトを与えていると思う」と話した。
「彼がクラブハウスで何をしているか、私はよく知っている。遊撃手としてプレーすることに、とにかく集中している」
MVPは守備も重視されてきた賞で、指名打者がMVPを受賞した例はこれまでになく、大谷が受賞すればMLB史上初の快挙となる。一方のリンドーアは、捕手に次いでWARの守備位置補正値が高い遊撃を守っている。
ショーウォルター氏は「捕手は(1試合で)4打席に立ち、そして守備をする際に数多くの決断を下す。リンドーアのように、主要なポジションを守っていれば、4打数無安打でも(打撃以外で貢献して)試合に勝てる。DHの選手たちは4打数無安打では、試合に勝てない」と、守備もこなしながら好成績を残すリンドーアの価値を主張した。
(Full-Count編集部)