大谷翔平からチラ見えした愛用品…デコピン“グッズ”が品薄に メーカー実感の異次元人気

始球式に登場したドジャース・大谷翔平と愛犬デコピン【写真:ロイター】
始球式に登場したドジャース・大谷翔平と愛犬デコピン【写真:ロイター】

デコピン始球式で話題のおやつ入れ、同型生産のメーカーで品薄が発生

 ドジャース・大谷翔平投手の愛犬「デコピン(英名:デコイ)」の始球式は日本でも思わぬ反響があった。始球式直後、ネット上では、大谷が愛犬のおやつを入れていた水色ポーチに大注目。同じがま口製のポーチを生産するメーカーでは「(当社の製品とは)はっきりとは確認ができていない」としつつも「先週末で在庫がすぐに完売してしまいまして、次回入荷分も予約で埋まっているような状況」と大反響だ。

 始球式では、デコピンが大谷に抱きかかえられながらマウンドへ。すると、合図とともにボールを咥えて、捕手役の大谷の元に見事に走った。この時に、大谷が手にしていたのが、水色の小さながま口製のポーチだった。

 おやつを取り出し、デコピンへ与える姿にX(旧ツイッター)では、「私も使ってる」「とってもかわいい」「あれ大谷さんも使ってるんだ」とコメントが溢れた。話題になるとすぐにシリコン製のがまぐちポーチを生産する株式会社ピージーデザインでは、大きな反響があった。

 同社は、色々な用途に使えるポーチを多数展開し、日本で唯一の総合的なデザイン評価の「GOOD DESIGN」の受賞した業界をリードする企業だ。大谷が持っていた丸っこいがま口状ポーチと“そっくり”な「ポチのPOCHI」を販売している。

 担当者によると「(当社の製品とは)はっきりとは確認ができていない」としつつ、昨年11月のMVP受賞の際のインタビューの際も、デコピンのおやつ入れとしてポーチが登場し、同商品への問い合わせが殺到したという。しかし、「以前と比べても大変大きい反響をいただいております」と、うれしい悲鳴をあげていた。

 そして始球式後には、在庫がすぐに完売。次回入荷分まで予約で埋まり「大谷選手の影響力の大きさに、改めてすごい方だなあと感じております」と恐縮の様子だった。こんなところでも世界的スターの経済効果が感じられた。

(森大樹 / Daiki Mori)

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