ベッツを“怒らせた”エ軍の戦略 試合を決めたHRの背景…大谷敬遠に「そうしたいの?」
1点リードの延長10回2死二塁で大谷敬遠→ベッツが3ラン
【MLB】ドジャース 6ー2 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が3日(日本時間4日)の敵地・エンゼルス戦に「2番・右翼」で出場し、延長10回に試合を決める15号3ランを放った。大谷翔平投手が敬遠で歩いた直後の一発。「(敬遠は)あまり起きないことだね」と怒りを込めた一振りだったようだ。
ドジャースは延長10回にミゲル・ロハス内野手が勝ち越し打。さらに2死二塁で大谷が申告敬遠で歩いた。直後にベッツが駄目押しの一発。エンゼルスの戦略を一振りで打ち砕いた。
大谷が歩かされた時の心境について、「(敬遠は)あまり起きないことだね。ショウヘイを歩かせて、私と勝負することになって『ああ、そう。そうしたいの?』って感じだったね。幸運なことにうまくいったよ。打てる球を打てと自分に言い聞かせていた」と明かした。
試合後に報道陣から、直前での敬遠は覚えているかと問われ、「ノー。いつもは1番を打っているから、しばらく経っているよね」と答えたベッツ。レッドソックス時代の2016年以来と聞かされ、「オー、ワオ! 勝ててよかったよ」と笑みを浮かべた。
大谷の後を打つベッツに火をつけてしまったエンゼルス。大谷への敬遠は禁物なのかもしれない。