大谷翔平でも「50-50」は今年が最後のチャンス? 「2度と見られない」…殿堂入り右腕の見解
215勝のスモルツ氏が明言…投手復帰の来季以降は「このようなことは見られない」
ドジャースの大谷翔平投手は今季、史上初の「44本塁打&46盗塁(44-46)」をマーク。まだレギュラーシーズン23試合を残しており、空前の「50-50」も射程圏に捉えている。通算213勝をマークし、米野球殿堂入りを果たしているジョン・スモルツ氏は「50-50」について、「2度と見られないと思う」と偉業達成を期待した。
1966年にサイ・ヤング賞に輝くなど、通算213勝&154セーブをあげたスモルツ氏は、米スポーツ局「FOXスポーツ」のベン・バーランダー氏が司会を務めるポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ」に出演。大谷やヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らについて語り合った。バーランダー氏に大谷の「50-50」について問われると、「興味深いのはオオタニが再び投手として復帰した時、このようなことは見られないだろうと思うことだ」と述べた。
大谷は昨年9月に右肘手術を受け、今季は指名打者に専念。投手としては2025年の復帰が見込まれている。スモルツ氏は「彼がこのこと(打撃)だけに集中している時は、本当に歴史的なシーズンになるだろう」とし、「おそらく50-50は2度と見られないと思う。できる選手がほとんどいないからね」と続けた。
バーランダー氏も同意し、「来年彼はピッチャーに戻りますが、来年彼が50盗塁するのを見ることはないでしょう。(以前の二刀流の時のように)20から30の範囲に戻るかもしれない。今年のようには走らないでしょう」と予測。スモルツ氏は「ああ走らないだろうね」と応じた。野手専念で「50-50」へ着実に近づく大谷。こうした記録に到達できるチャンスは今年が最初で最後なのかもしれない。
(Full-Count編集部)