藤浪晋太郎に高まる“メジャー昇格論” 米実況も「ヤバい」、7戦連続無失点で掴む舞台

メッツ傘下の藤浪晋太郎【写真:Getty Images】
メッツ傘下の藤浪晋太郎【写真:Getty Images】

藤浪は8月を防御率1.50…直近7試合連続で無失点

 メッツ傘下3Aの藤浪晋太郎投手が5日(日本時間6日)、ヤンキース傘下スクラントン戦に2番手で救援登板し、0/2回を無安打無失点1奪三振の投球を披露した。これで8月17日(同18日)の登板から7試合連続無失点。地元実況は「もうすぐにクイーンズ(メッツ本拠地があるエリア)に行くかもしれない」と“メジャー昇格”に期待している。

 先発が4回途中で降板した後にマウンドへ。最初の打者を2球目で中飛に仕留めると、続く元有望株のテイラー・トランメル外野手を2球で追い込み、3球目のスプリッターで空振り三振に。地元実況も「あのスプリッターはヤバい」と唸る“魔球”で相手を牛耳った。

 藤浪は今季、開幕を3Aで迎え、5月に右肩の張りで負傷者リスト(IL)入り。6月5日(同6日)には60日間のILに移行した。7月26日(同27日)にはメジャー出場前提となる40人枠から外す措置(DFA)となったが、3Aに残留を決めた。今季成績は28登板で1勝1敗1セーブ、防御率5.10と苦しんでいるものの、8月は8登板で防御率1.50、WHIP0.58と一気に状態を上げ、この試合で7試合連続無失点とした。

 メジャーは9月にロースター枠が26→28に拡大している。メッツはプレーオフ争い真っ只中で、リリーフ陣も手薄。好投を続ける30歳右腕が鍵を握る可能性もあるだろう。

(Full-Count編集部)

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