米でまたもや“誤審問題”…リプレーも覆らず、当事者も苦笑い 抗議の指揮官退場に「残酷」
アストロズのエスパーダ監督が死球判定を巡り球審へ抗議
【MLB】レッズ 1ー0 アストロズ(日本時間6日・シンシナティ)
アストロズのジョー・エスパーダ監督が5日(日本時間6日)の敵地・レッズ戦で退場処分を受けた。自軍のアレックス・ブレグマン内野手への死球と思われた投球がファウルと判定。リプレー検証でも覆らなかったことに球審へ抗議し、退場を宣告された。球審の判定にX(旧ツイッター)上でファンも「なんてこった」「これは残酷」などと疑問を投げかけていた。
4回1死、レッズのレット・ローダー投手がブレグマンに投じた3球目だった。チェンジアップが抜けた形となり、右打者のブレグマンの右肘付近をかすめるように捕手のミットに収まった。映像では肘に当たったかは微妙だったが、バットには当たっていないようにも見える。
死球を確信したブレグマンだったが、球審の判定はファウル。リプレー検証をリクエストしたが判定は覆らなかった。苦笑いで首を振りながら打席に戻るブレグマン。ベンチから飛び出したエスパーダ監督も審判団に執拗に食い下がり、退場を宣告された。
米スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、自身のX(旧ツイッター)に「覆らなかった判定として私が今までに見た中で、これは最悪のものだ。ブレグマンはひじに死球を受けた。審判は、元々はバットに当たったと言った。そこからリプレーとなり、それでもなお、バットに当たったと説明した」と投稿。ファンから、見逃している点があると指摘されると、再びバーランダー氏は「私は何も見落としていない。彼らが判定を間違えたんだ。ボールがバットに当たっていないことが私には確認できる」と綴った。
この“誤審”騒動にはファンも「彼らは本当にレビューを改善しなきゃダメ」「これはほんとに酷いけど、もっと最悪なのを見たことがある気がする」「リプレーをやる意味とは何だ? これは最悪だ」「私にとっての素敵な野球に、何が起きたんだ」などと意見を述べていた。
結局、この打席でブレグマンは見逃し三振。試合も0-1で敗れただけにアストロズにとっては後味の悪い試合となったようだ。