中日24歳は「最強リリーフ」 下位低迷も躍動…挑む球団3人目の“ゼロの領域”

中日・清水達也【写真:町田利衣】
中日・清水達也【写真:町田利衣】

中日・清水が50イニングを投げて防御率0.90

■中日 4ー3 広島(8日・マツダスタジアム)

 中日・清水達也投手が8日、マツダスタジアムで行われた広島戦の7回から4番手で登板。打者3人を11球で抑え、4試合連続無失点とした。投球回は50回に到達しながらも防御率0.90とした。シーズン防御率0点台へ向けファンは「エグすぎ」と反応している。

 1点リードの7回に登板すると野間峻祥外野手を二ゴロ、小園海斗内野手を左飛、坂倉将吾捕手を二飛。3、4、5番打者を11球で“料理”した。

 24歳右腕は今季52試合に登板し、50イニングを投げて防御率0.90としている。中日の救援陣で50回以上を投げて防御率0点台を記録したのは2011年の浅尾拓也(87回1/3、防御率0.41)、2022年のライデル・マルティネス(55回2/3、同0.97)にしかいない。清水には3人目の期待がかかる。

 ここまで13四死球、46奪三振で被本塁打はいまだゼロ。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると前日7日時点で、与四死球、奪三振、被打球による投手評価を示す「tRA」は、40イニング以上投げた投手でトップの「1.55」を誇る。

 無双が続く清水にはネット上のファンも「打たれる気せぇへん」「マジで最強すぎる」「凄いです」「相当エグい」「継投強過ぎる」「最強リリーフ」などと絶賛の声が寄せられている。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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