ド軍守乱に指揮官苦言止まらず「不満だ」 1回3失策…痛恨5失点逆転負け「違うチーム」
2点リードの8回に3失策で一挙5失点「ただただ違うチームだった」
【MLB】カブス 6ー3 ドジャース(日本時間11日・ロサンゼルス)
ドジャースは10日(日本時間11日)、本拠地・カブス戦に3-6で逆転負けを喫した。先発の山本由伸投手は復帰登板で4回1失点8奪三振と高騰したが、2点リードの8回に1イニング3失策で一挙5点を失った。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「今日の試合の終わり方については不満だ」と苦言を呈した。
先発の山本は初回から鈴木誠也を含む4者連続奪三振の立ち上がり。2回に1点を失ったが、3回も再び3者連続奪三振を披露し、4回59球で降板した。打線も今永昇太投手からトミー・エドマン内野手が今季1号含む2号のソロ。マックス・マンシー内野手も追加点となる右超えソロを放ち、3-1で7回を終えた。
しかし、8回に回跨ぎしたアレックス・べシア投手が先頭のハップを歩かせると、エバン・フィリップス投手に交代。しかし、スワンソンのバントをオースティン・バーンズ捕手が悪送球。無死一、三塁で鈴木に中前適時打を浴びた。
1点差に迫られたと思いきや、さらに悲劇は止まらず。中堅のエドマンの返球をミゲル・ロハス内野手がカットせずに、送球は三塁ダグアウトへ。記録はエドマンの失策となり、同点に追いつかれた。1死一、二塁からエンリケ・ヘルナンデス内野手が二ゴロを捕球できず、鈴木が生還して勝ち越しを許した。続くホーナーには左翼線への二塁打を許し、1死二、三塁からアームストロングの二ゴロの間にこの回5点目を追加された。
試合後、ロバーツ監督は山本の投球を褒め称えた後、守備や牽制で刺されたアンディ・パヘス外野手らのミスに苦言。「流れが変わった」と一言。「マンシーの横をなぜかボールが抜け、さらに失点につながった。非常にらしくないプレーだった」と断罪した。
さらに止まらず「エバンに多くの球を投げさせることになった。8回は、ただただ違うチームだった」と肩を落とした。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)