優勝へ黄信号、ド軍に“警告” 迫るパドレス…ナ西地区は「まだオープンのまま」
ドジャースは今季パドレスに3勝7敗…負け越しが決定している
【MLB】パドレス 8ー0 ジャイアンツ(日本時間15日・サンフランシスコ)
じりじりと背中を追いかけている。パドレスは14日(日本時間15日)、敵地で行われたジャイアンツ戦に8-0で勝利。地区首位のドジャースが敗れたことで、ゲーム差は3.5になった。米記者は「ナ・リーグ西地区は明らかにまだオープンのままだ」と、激戦に熱視線を送っている。
ドジャースは13日(同14日)から敵地で7連戦、休みなしで本拠地に戻って3試合を戦い、10連戦が待っている。しかし、10連戦初戦を2-6で落とすと、続く14日(同15日)は1-10で大敗。大谷翔平投手は2試合連続無安打に終わり、前人未到の「50本塁打&50盗塁」に小休止となっている。
一方で勢いに乗っているのがパドレスだ。6月18日(同19日)時点ではドジャースに10ゲーム差をつけられていたものの、徐々に調子を上げて後半戦は34勝16敗で勝率.680。ダルビッシュ有投手、フェルナンド・タティスJr.外野手が戦線に復帰し、さらに陣容が整いつつある。投手陣を中心に故障者が増えているドジャースとは対照的だ。
この日パドレスが勝利すると、米記者らが続々とX(旧ツイッター)を更新。ナ・リーグ西地区の熾烈な争いに注目した。米紙「USAトゥディ」のボブ・ナイチンゲール記者は「年俸総額を9000万ドル(約127億円)削減したパドレスは、昨冬に総額14億ドル(1982億円)を投じたドジャースと、わずか3.5ゲーム差に迫っている。ナ・リーグ西地区は明らかにまだオープンのままだ」と綴った。
また、ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は「リマインドだが、パドレスはタイブレーカーがあるので、同じ成績で終えることができない。ドジャースは1ゲーム差で今季を終える必要がある」と言及した。ドジャースは今季パドレスに3勝7敗。24~26日(同25~27日)の3連戦で全勝しても負け越しが確定している。地区首位を走っているとは言え、気の抜けない戦いが続いていくことになる。
(Full-Count編集部)