変貌した元助っ人、防御率8.10→2.11 今季4球団目で開花…躍進支える日本での経験
元西武のティノコは、今季途中加入のマーリンズで防御率2.11
昨季西武でプレーし、現在はマーリンズに所属するヘスス・ティノコ投手が存在感を放っている。7月末にマーリンズに加入し、17登板で1勝1セーブ、5ホールド、防御率2.11の躍動。好調の要因の1つに、日本での経験をあげた。
29歳のティノコは、ロッキーズ、マーリンズ、レンジャーズでメジャー経験を積み、昨年西武へ。38試合に登板し、3敗8ホールド、防御率2.83をマークしたが自由契約となった。
今年はまずレンジャーズとマイナー契約。5月23日(日本時間24日)にメジャー昇格も9登板で防御率8.10で、6月中旬にメジャー40人枠から外れてDFAとなった。その後ロイヤルズとマイナー契約し、7月にトレードでカブスへ。2登板で防御率0.00だったが、7月末にDFAとなった。しかし、マーリンズへ渡ると安定した投球を継続。17日(同18日)の本拠地・ドジャース戦では4点リードの9回に登板。2点を失ったものの大谷を一ゴロに打ち取った。
マーリンズ専門メディア「Fish On First」で番記者を務めるケビン・バラル氏は先日、Xにインタビュー映像を投稿。その中で心境を明かしている。「このチームにいられて、とても嬉しい。どんな形でもチームに貢献したい。より積極的に打者を攻めることを意識している。どんな状況でも投げられるようにしている」と語る。
かつて在籍していた2020年と比較して「かなりの経験を積むことができた。去年は日本でプレーしたんだけど、新しいことを学んだ。それをメジャーでも応用しているんだけど、とても上手くいっている」とも説明している。日本での経験を経て、巡り巡って今季4球団目で覚醒した姿を見せている。
(Full-Count編集部)