大谷翔平に仰天「この若造は誰だ?」 “蘇った”427本男の光景…助っ人が目を見張った才能
2015年に楽天でプレー…ギャビン・サンチェス氏が語る高卒3年目の大谷翔平
ドジャース・大谷翔平投手は18日(日本時間19日)の敵地・マーリンズ戦で1盗塁を決め、今季49盗塁。更新を続けるメジャー記録を「48本塁打&49盗塁(48-49)」として、夢の「50-50」にまた一歩近づいた。マーリンズの地元放送局「バリースポーツ・フロリダ」でプレゲーム・ショーの司会を務めるギャビー・サンチェス氏は2015年に楽天に所属し、大谷と対戦した経験がある。高卒3年目だったが、当時マーリンズで日の出の勢いだったジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)を思い起こしたという。
サンチェス氏は2008年から2012年途中までマーリンズ、同年途中から2014年までパイレーツに所属して通算700試合に出場し、61本塁打をマーク。2015年に楽天でプレーした。番組内で当時の大谷について言及。打撃練習は、マーリンズで同僚だったスタントンを彷彿とさせる迫力だったという。
「スタントンが打撃練習に登場すると、相手選手が彼の打撃を見に来たことを覚えているだろうか。日本で彼(大谷)が打撃練習を行う時はいつも、両チームの選手が見に来ていた」とサンチェス氏。「彼は逆方向に打つ。他の選手がボールを引っ張るよりもずっと遠くにね。本当にすごい」。高卒3年目の大谷に目を見張ったことを明かした。
さらに「彼はマウンドに上がると、時速100マイル(約160.9キロ)の球を投げていた。対戦した時、『おいおい、この若造は誰だ?』と思った。名前は聞いていたし、どれだけ素晴らしい選手かは知っていたけれど、実際に対戦してみると、『ああ、この選手は特別な選手になるな』と思った」と続けた。
帰国後は当時マーリンズのGMだったマイク・ヒル氏から大谷について問われ、「メジャーリーグで長い間特別な存在になるだろう」と答えたという。「私が対戦した時、彼は21歳だった。すでに素晴らしい選手だったし、その年齢でとても印象的だった」とも振り返った。
この年の大谷は野手として70試合で打率.202、5本塁打だったが、翌2016年は打率.322、22本塁打でリーグ優勝&日本一に貢献した。練習とはいえ、高卒3年目21歳にして、通算427本塁打を誇るスタントンを思い起こさせる打棒を披露していた大谷。その凄さを物語るエピソードだ。
(Full-Count編集部)