大谷翔平、今世紀初の両リーグHR王は“当確” 史上4人目の快挙…リーグ2冠王へ大前進
本塁打は2位オズナと13本差、打点は2位アダメスと11点差に
【MLB】ドジャース 20ー4 マーリンズ(日本時間20日・マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。自身初の3打席連発を含む6安打10打点と大暴れし、「51本塁打&51盗塁(51-51)」の偉業を達成した。タイトル争いでも51本塁打、120打点の主要タイトル2冠へ当確ランプが灯った。
とんでもない離れ業だった。51本塁打は2001年ショーン・グリーンの49発を塗り替える球団新記録。1試合10打点も球団新だ。タイトル争いでも大きく前進した。この日の3発で2位のマルセル・オズナ(ブレーブス)とは13本差に。ウィリー・アダメス(ブルワーズ)と接戦となっている打点王争いでも11点差と突き放した。
両リーグではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が53本塁打、136打点でトップとなっている。一時は10本差近く離されていた本塁打数も、この日の3発で一気に2本差となった。
両リーグ本塁打王となれば、マーク・マグワイア(1987年アスレチックス、1998年カージナルス)以来4人目の快挙。21世紀での達成は初めてだ。レギュラーシーズンは残り9試合。大谷自身はタイトル争いについて、「シーズンが終わった時に振り返ればいい」と語っているが、リーグ2冠王はもう目の前だ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)