大谷翔平、来季の開幕投手に浮上 東京で二刀流復活へ…編成トップ激白「理想だ」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

フリードマン編成本部長「ベストな状態にできるようにタイミングを見極めなければ」

【MLB】ドジャース ー ロッキーズ(日本時間21日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が来春の開幕投手を務める可能性が20日(日本時間21日)、浮上した。来年3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦で登板する可能性について、アンドリュー・フリードマン編成本部長は「理想を言えばイエスだ。私たちは、彼をベストな状態にできるように、タイミングを見極めなければいけない」と前向きに語った。

 昨年9月に右肘靱帯の手術を受けた大谷は、3月下旬に投球プログラムを開始した。キャッチボールで徐々に距離を伸ばし、8月下旬に初めてブルペンで投球練習。18日(同19日)の術後7度目のブルペンでは最多となる30球。球団関係者によると、最速93マイル(約150キロ)をマークした。

 9月末には打者を立たせた実戦登板を再開する見込み。投手調整は順調そのものだが、フリードマン編成本部長は10月のポストシーズンでの投手復帰には否定的だ。オフのリハビリも慎重に進める方針だ。

「リハビリは始まったばかり。(オフも)同じような感じで進めていく。マウンドで打者と対戦させるし、その後は2025年に向けて準備をさせるためにシャットダウン(休養)期間を与える。問題はタイミング。グループで話し合って、決めなければならない」

 前日19日(同20日)には3発を含む6安打10打点の規格外の大活躍。前人未到の「51本塁打&51盗塁」に伸ばした。フリードマン編成本部長は「目覚ましい活躍だった。史上最高の試合と言っていいかもしれない。しかも初のプレーオフ出場を決めて……。今シーズンはスペシャルだ」と大絶賛する。それでも来季以降に求めるのは投打の二刀流として長く活躍することだ。

「手術をした彼が何年も健康で、強い体を維持できるようにしなければいけない。それがどういう形になるのか、現段階では分からないけど、(開幕投手・大谷は)理想を言えば答えはイエスだ」

「世界中で最も才能のある投手の1人だ。そして世界中で最も才能のある打者の1人でもある。私たちのファンは日常的に二刀流の活躍を見られることは本当にスペシャルなことだ。そして、二刀流で多くの勝利を届けてくれるだろう」

 二刀流・大谷の完全復活への道筋を作っていく。

【映像】3HR10打点の翌日に…大谷翔平が衝撃の“投球” Tシャツ越しに伝わる肉体に唖然

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY