大谷翔平、52盗塁目で「52-52」 日本人最多まで残り4…HRとの同時最多記録も更新

52盗塁目を成功させたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
52盗塁目を成功させたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

今季14度目の「1試合で本塁打&盗塁」は1900年以降で単独トップ

【MLB】ドジャース ー ロッキーズ(日本時間21日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手が20日(日本時間21日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場。7回の第4打席で出塁すると、すかさず盗塁を決め、今季52盗塁とした。5回に放った52号と合わせて「52-52」となった。

 大谷のスピードに本拠地のファンが大歓声を送った。7回1死二塁で迎えた第4打席で一塁線への強い当たり。相手一塁手がダイビングキャッチするが、大谷はベースカバーよりも早く一塁を駆け抜けて内野安打とした。すると、次打者のベッツの打席への初球で今季52個目の盗塁を決めた。シーズン「52-52」に更新した。

 初回は空振り三振に倒れたが、打席に向かう際には大型ビジョンに特別演出の映像が流された。本塁打と盗塁のこれまでのシーンを振り返る内容で、観客は総立ちで大歓声。そして大谷は名前がコールされると1度打席を外し、ヘルメットをとって歓声に応えた。自軍のベンチでは同僚も立ち上がって拍手を送った。スタンドからは「MVP! MVP!」のコールが発生していた。

 3回2死で迎えた第2打席は中前打を放って出塁。今季378塁打とし、1954年のデューク・スナイダーに並んで球団2位とした。しかし続くベッツは二飛に倒れ、大谷は盗塁を試みることができなかった。

 5回の第3打席では52号2ランを放っており、今季14度目の「1試合で本塁打&盗塁」をマーク。1900年以降では1986年リッキー・ヘンダーソン(ヤンキース)を抜いて最多となった。この日、大谷が52個目の盗塁を決めると実況は「リッキー(ヘンダーソン)、どいてください! 今はショウヘイの番です!」と興奮気味に伝えた。

 前日19日(同20日)の敵地でのマーリンズ戦で2盗塁を決め、51盗塁としていた。これでイチロー氏が2001年に記録した日本出身選手のシーズン最多56盗塁に残り4に迫った。

 7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から28回連続成功。アウトになったのは4度だけで盗塁成功率は92.8%を誇る。

 試合前の時点で打率.294、51本塁打、120打点、OPS1.005と圧倒的な成績を残している。この日を含め、残り9試合。「52-52」からどこまで数字が伸びるのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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