50歳イチロー氏、柵越え披露にガッツポーズ 東京Dどよめき…松井秀喜氏も豪快アーチ

打撃練習を行ったイチロー氏【写真:矢口亨】
打撃練習を行ったイチロー氏【写真:矢口亨】

「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」の試合前練習

「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」の一員として「高校野球女子選抜」と対決するイチロー氏と松井秀喜氏が23日、東京ドームでの試合前練習で柵越えを披露した。イチロー氏は計16スイングで2本のアーチをかけ、ファンからは大きな拍手が送られた。

 試合開始2時間30分前、「KOBE CHIBEN」の選手がグラウンドに登場。イチロー氏と今回初参戦となった松井秀喜氏が会話するシーンもあった。キャッチボールで約50mの遠投を披露したあと、トスをあげてもらう形で約5分ノッカーを務めた。

 打撃練習が始まると、場内は静寂に包まれ、女子選抜の選手たちもケージに近づいて練習を見守った。一周り目では、10スイング目で右翼スタンドへ打球を運び、イチロー氏はガッツポーズを見せた。二回り目では松井氏も後ろで見守る中、6スイング目で右翼へスタンドインさせた。

 松井氏がケージに入ると、球場ではゴジラのテーマが流れる粋な演出。強烈なファウルを連発し、6スイング目で右翼席へ運ぶと、松井氏は両手を広げて歓声に応えた。

「高校野球女子選抜」との対戦は2021年から「高校野球女子選抜強化プログラム」の一環で実施され、今年で4回目。2022年から参加している松坂大輔氏に加え、今回は新たに松井氏も参戦となった。

 イチロー氏はこれまで3年連続で「9番・投手」で先発。2021年は、9回147球を投げ完封勝利。2022年は9回131球を投げ、2安打1失点14奪三振で完投勝利。昨年は5安打9奪三振で完封。女子選抜との試合で初めてとなる安打をマークするなど4打数2安打だった。

(Full-Count編集部)

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