大谷翔平が絶賛…“怪物”22歳が浮き彫りにしたパイオニアの偉業 最強新人も届かない「194」
野茂英雄氏はデビューから22登板で194奪三振…1901年以降の最多記録
【MLB】パイレーツ 2ー0 レッズ(日本時間23日・ピッツバーグ)
パイレーツの剛腕ルーキー、ポール・スキーンズ投手が22日(日本時間23日)の敵地・レッズ戦に先発し、5回を2安打9奪三振無失点の快投で11勝目(3敗)をあげた。22登板で防御率1.99、131回で167奪三振と圧倒的な成績を残しているが、日本人レジェンドの成績が改めてクローズアップされている。
スキーンズはルイジアナ州立大から昨夏のドラフト全体1位でパイレーツに入団。今夏のオールスターでは先発を務めた。シーズンでは11勝3敗。規定投球回には達していないが防御率は1.99で、奪三振率11.47、WHIP0.96と驚異的な数字が並ぶ。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者はX(旧ツイッター)を更新し、最初の22登板での最多奪三振ランキング上位5人を紹介した(1901年以降)。スキーンズは5位で、ドワイト・グッデン(1984年)の171が4位。3位はマーク・プライアーの172(2002~2003年)、2位がケリー・ウッドの193(1998年)、そして1位が野茂英雄氏の194(1995年)となっている。野茂氏はドジャースで迎えたメジャー1年目の1995年、28登板で13勝を挙げ、191回1/3を投げて236奪三振を記録した。その数字は際立っている。
スキーンズは6月5日(日本時間6日)の本拠地・ドジャース戦で大谷翔平投手と対戦。空振り三振、中越え本塁打、右前打という結果だった。大谷は今年のオールスターに出場した際に「初対戦の1打席目は速すぎて見えなかったですね。ミットに収まってから振っているような感覚だったので」と称賛していた。ルーキーイヤーに鮮烈な印象を残した22歳は今後、どんな成長曲線を描くだろうか。
(Full-Count編集部)