野球界の「歴史的な1日」 大谷翔平と松井秀喜が日米アーチ競演…ファン熱狂

ドジャース・大谷翔平(左)と松井秀喜氏【写真:荒川祐史、矢口亨】
ドジャース・大谷翔平(左)と松井秀喜氏【写真:荒川祐史、矢口亨】

大谷が日本時間未明に53号→8時間後に松井秀が“20年ぶり”凱旋弾

“レジェンド”の共演に歓喜だ。ドジャース・大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、9回に53号ソロを放ってチームの勝利に貢献した。それから8時間後、東京ドームでは松井秀喜氏が豪快アーチをかけた。2人の伝説打者が織りなした“アーチ合戦”に「歴史的な1日」「今日はとても幸せ」などとファンも興奮している。

 1点差の9回、大谷が起死回生の53号を放った。右中間へ同点アーチ。球速度114.7マイル(約184.6キロ)、飛距離432フィート(約131.7メートル)、角度20度の豪快アーチ。大谷は雄叫びを上げながらダイヤモンドをまわった。その直後、ベッツがサヨナラ弾を放ち、歓喜の輪で笑顔を見せた。

 列島に衝撃を与えた一発から8時間後、松井秀は「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」の一員として東京ドームで行われた「高校野球女子選抜」との一戦に「4番・中堅」で先発出場。8回に豪快な3ランを放った。東京ドームでは実に20年ぶりの一発。50歳とは思えぬ特大アーチに「流石としか言いようがないです」「松井秀喜やっぱスターやな すごすぎる」などと注目を呼んだ。

 松井秀は巨人で大活躍した後、名門ヤンキースへ移籍。あまたの日本人野手がパワー面で苦戦した中で、2004年には31本塁打を記録した。長らく日本人メジャーリーガー年間最多本塁打として君臨していたが、大谷が2021年に記録を更新。その後もアーチを描き続け、今年4月22日(同23日)に松井秀の175本を抜いて、日本選手単独最多本塁打を記録した。

 日米で大活躍した2人の長距離砲が、時を超えて同じ日にアーチをかけた。“奇跡の共演”にファンも注目。「まさか令和の今、大谷翔平と松井秀喜のホームランが同日に見れると思わなかったよ」「今日は大谷翔平と松井秀喜が同日にホームラン打った歴史的な1日」「大谷と松井のホームランを同日にリアルタイムで観れた今日はとても幸せ」などと声が寄せられた。

(Full-Count編集部)

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