快挙は娘の送迎で見逃すも…大谷翔平に感謝 前記録保持者の思い、“共演”が「名誉なこと」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

2001年にド軍記録の49本塁打を放ったグリーン氏

 ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の敵地・マーリンズ戦で、自身初となる3打席連続本塁打を含む6安打10打点2盗塁をマークした。1本目で49号とし球団記録に並ぶと、直後に球団新の50号。2001年にショーン・グリーン氏がマークした球団記録を一気に更新した。“前任者”は意外な場所で“見届けた”という。

 ドジャース地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」の取材に応じたグリーン氏が、記録更新の時の“裏側”を明かした。当日は現地のマイアミではなく、大学1年生の娘をキャンパスへ送るために西海岸にいたという。自宅へと車を走らせる中で「電話がひっきりなしに鳴り始めた」とグリーン氏。「なので何が起きているか気づくのは、たやすかった」。

 記録達成の瞬間をリアルタイムでは見なかったが、TVをつけてポストゲームショーのハイライトには間に合った。「記録を破られるなら、偉大な選手に破られたい。そして彼は今まで生きた中で最も偉大な選手だ。そして彼があれだけ歴史的な形でやってくれたという事実は、さらにいいことかもしれない」と、その表情には一切の曇りはなかった。

 大谷が新記録を樹立した直後、ドジャースの公式X(旧ツイッター)は事前に撮影していたグリーン氏のメッセージ動画を投稿した。「ショウヘイ! ドジャースの球団シーズン最多本塁打樹立おめでとう! なによりも50-50超えおめでとう! なんという素晴らしい偉業なんだ! あなたは歴史上最高の選手だし、最低でも1週間あなたの名前と一緒に私の名前も紹介されることは名誉なことだ」と、ここでも笑顔で語っている。

(Full-Count編集部)

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