大谷翔平に回さず…地元記者は“怒りの4連投”「許しがたい」 強行策は「理解できない」
ドジャースは無死一、二塁からトリプルプレーで試合終了
【MLB】パドレス 4ー2 ドジャース(日本時間25日・ロサンゼルス)
悲劇的な決着に嘆きが止まらない。ドジャースは24日(日本時間25日)、本拠地でのパドレス戦に2-4で敗戦。ゲーム差は2に接近した。9回は無死一、二塁の好機を作ったが、まさかのトリプルプレーで試合終了。ネクストには大谷翔平投手が控えており、バントしなかったことへの批判が続出。地元記者は「ただただ信じられない」「許しがたい」と“4連投”で怒りを込めた。
1-4の9回、ドジャースは3連打で1点を返し、なおも無死一、二塁のチャンス。ネクストに大谷翔平投手が控える中、打席にはミゲル・ロハス内野手が立った。これまで勝負強い打撃を見せて来たベテランだが、2球目を打った打球は三塁のマニー・マチャド内野手の正面をつき、相手の好守もあってまさかのトリプルプレーとなった。
首位攻防3連戦の大事な初戦で敗戦。本拠地ファンも悲嘆に暮れた。地元メディアも大バッシング。特にロハスは初球でバントの構えを見せていたのに、強攻策を取ったことへの批判が寄せられた。中でもドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は自身の自身のX(旧ツイッター)で、4投稿続けて批判の声をあげた。
「おいおいまじかよ」とハリス氏。続けて「もちろんトリプルプレーを期待しているわけではないが、初球でバントを見せたのに、なぜ2球目でスイングするのだろうか? バントしてショウヘイが打席に立てば、敬遠で満塁になる可能性が高い。バントをしようとして三振したとしても、ショウヘイに打席が回ってくる」と、バントしなかったことへの批判を展開した。
「ただただ信じられない。今日の試合は本質的にはポストシーズンの試合であり、監督やベテラン選手が愚かな決断を下し、誰もがバントをする必要があるとわかっているのにバントをしないという決断を下している。ショウヘイ・オオタニが控える上位打線に(打席を)回さないことは、許しがたいことだ」
また別の投稿では、ベンチには俊足のケビン・キアマイアー外野手が控えながら、ロハスを打席に送ったことにも批判。さらに、デーブ・ロバーツ監督が守備位置を見てバントのサインを変更したことにも呆れかえった。ハリス氏は「さらに悪化の一途を辿っている。ロハスにスイングをさせれば、併殺になるリスクも高まる。もしバントをして三塁でアウトになっても、地球上で最高の打者が1死で回ってくる。やはり私は理解できない」と綴った。
(Full-Count編集部)