大谷翔平、ヒリヒリする9月に「感謝したい」 地区Vへ高まるムード「集中できる材料」
打撃の技術向上は「自力みたいなものが少しずつ形になっている」
【MLB】ドジャース 4ー3 パドレス(日本時間26日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」で出場し、決勝打を含む3打数2安打、2打点で4-3の勝利に貢献した。チームは地区優勝マジックを「2」まで減らした。大谷の試合後の一問一答は以下の通り。
――感情が出ていた打席もあった。
「各打席いい場面で回ってきたので、打てて少し感情的な部分、嬉しさが出たかなと思います」
――PSへ向かう雰囲気にエネルギーもらっている。
「かなりそうですね。あると思います。ファンの人の盛り上がりもそうですし。チームの士気も高いと思うので、そこはより集中できる材料なのかなと思います」
――大事な打席や得点圏に走者がいる場面での気持ちのバランスは。
「基本的には場面に関係なく、自分のいい打席を送ればいい結果が出ると思っているので。本当にそこに集中したいなと思っています」
――打席でのいい感覚は過去にあったか。
「感覚はあると思います。歳を重ねるごとに打撃の技術が上がってくると思う。フィジカルもですけど、自力みたいなものが少しずつ形になっているのかなと思います」
――毎打席でヒット打てる感覚か。
「うーん……どうなんですかね。打席に入ると何も考えていないというか、その打席に集中しているので。打てそうだな、打てなさそうだなというのは意識していないですね」
打席でのアプローチは「スイングの軌道自体もずれていない」
――イチロー氏の盗塁記録に並んだ。
「もちろん、憧れの選手でもありますし、数が並んだからといってそれが変わることはもちろんないので、引き続きというか、チームの勝ちのためにしっかり走るところは走っていきたいなと思います」
――シャンパンファイトへ向けて。
「そのためにここまで頑張ってきたし、それをホームのゲームで明日できれば特別じゃないかな」
――6回の決勝打の打席を振り返って、シンカーとスライダーの見極めは不調だった8月と違うのか。
「いい時というのは自分のストライクゾーンを維持できているので、単純に調子がいいなと。そこが振るべき球を振っていますし、振った時にいい結果がでているというのは、構えもいいし、それに伴ってスイングの軌道自体もずれていないんじゃないかなと思います」
――スライダーの見極めは今は自信があるか。
「スライダー、シンカー、チェンジアップとか関係ないというか、ゾーンに来た球をどのルートを通ってもそこに来た球を打てば、いい結果がでると思うので、その通りにやりたいなと思っています」
前日の三重殺も「そこまでの過程は悪くなかった」
――9月の勝ち負けで状況が変わる心境は。
「最後の最後まで、そういう試合ができることに感謝したいですし、ここまで健康を保って今日も全部出られたことにまず、きょうはそれがまず一番じゃないかなと。引き続き明日以降も頑張りたいと思います」
――準備も早くベンチにいる時間が長かった。早く打席に立ちたい思いがあったのか。
「最近はブルペンが激しいので、その都度というか、コーチがベンチにいるので、ブルペンが代わればその都度確認しますし。という意味ではベンチにいる時間……僕はあんま変わっていないと思っていますけど、そう見えているのかなと思います」
――前日は目の前でトリプルプレーで終わった。
「最後、ああいう形で終わりましたけど、その前に1点とっていましたし、簡単に終わらなかったというところが重要だと思うので。最後は不運というか、ああいう形で終わりましたけど、そこまでの過程でいえば、そこまで悪くなかったのかなと思います」
(Full-Count編集部)