ダルビッシュ、黒田博樹に並ぶ日米通算203勝 “PO前哨戦”6回途中3失点の粘投

7勝目をあげたパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
7勝目をあげたパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

5回1/3を投げて3安打3失点、4奪三振で今季7勝目

【MLB】パドレス 5ー3 Dバックス(日本時間28日・フェニックス)

 パドレスのダルビッシュ有投手は27日(日本時間28日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に先発。5回1/3を投げて3安打3失点、4奪三振で今季7勝目をあげた。日米通算203勝とし、トップの黒田博樹に並んだ。

 前日26日(同27日)のドジャース戦に敗れ、目の前で地区優勝を決められた。一夜明けてパドレス打線が爆発。連打で4点の援護をプレゼントした。しかし、コービン・キャロル外野手に先頭打者弾を浴びるなど2点を失う立ち上がりになった。だが2回以降は調子を取り戻し、2回は3つのアウトを全て三振に打ち取ると、スコアボードにゼロを並べていく。

 ポストシーズンで対戦する可能性ある難敵に対し、5回まで初回の2点に抑えた。6回1死から死球を与えたところで降板。後続が適時打を許して3失点となったが、リードを守り切って勝利投手となった。最速は96.2マイル(約154.8キロ)だった。日米通算203勝となり、黒田博樹の歴代記録に並んだ。

 16日(同17日)の本拠地・アストロズ戦で6回3安打無失点の好投で今季6勝目を上げ、野茂英雄の201勝を抜き、日米通算202勝をマーク。22日(日本時間23日)の本拠地・ホワイトソックス戦は6回1/3を投げて3安打9奪三振2失点で勝敗はつかなかったが、日本人では初、メジャー90人目の通算2000奪三振を記録していた。

 ドジャース・大谷翔平投手と熾烈な首位打者争いを演じているルイス・アラエス内野手は3安打の活躍。4回には貴重な適時三塁打を放った。パドレスは今季92勝目となり、ワイルドカード1位枠を確保した。

(Full-Count編集部)

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