慶大・清原正吾が起死回生のリーグ戦初本塁打 父・和博氏は涙…9回2死から劇的同点弾
2-3で迎えた9回2死から起死回生の同点弾
NPB歴代5位の通算525本塁打を誇る清原和博氏の長男、慶大・正吾内野手(4年)が28日、東京六大学野球秋季リーグの明大1回戦に「4番・一塁」で出場し、念願のリーグ戦初本塁打を放った。1点を追う9回2死で中越え同点アーチ。起死回生の一発で、慶大は3-3で引き分けた。
土壇場で真価を発揮した。1点を追う9回2死で、それまで3打数無安打だった清原が、大川慈英投手(3年)からバックスクリーン左に運んだ。同点弾に神宮は大歓声に包まれた。スタンド観戦していた父・和博氏は涙を流した。
清原は中、高校時代は他競技を行っていたが、慶大進学と同時に野球を再開。成長著しく、今春から4番に座っている。
8月31日に東京六大学選抜の一員としてプロ野球の日本ハムと対戦した記念試合では、エスコンフィールドの左翼席に2ランを放っているが、リーグ戦では初本塁打だ。最初のカードの立大戦は3試合で13打数2安打。この日も3打数無安打だったが、鮮やかな一振りでチームを窮地から救った。
今月12日にプロ志望届を提出し、父に続いて最高峰でプレーすることを志している。父の目の前で忘れられぬ一発を放った。