大谷翔平が敵地に起こした“異変” MVPを断言する番記者も虜「人知を超えた」

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

最下位に沈むロッキーズの本拠地がチケット完売…番記者も大谷を称賛

【MLB】ドジャース 11ー4 ロッキーズ(日本時間28日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)の敵地・ロッキーズ戦で54号3ランを放つなど、5打数4安打4打点。盗塁も1つ決め、更新し続ける記録を「54本塁打&57盗塁(54-57)」に伸ばした。地元紙紙「デンバー・ポスト」のロッキーズ番記者、パトリック・サンダース氏は「ナ・リーグのMVPは確定的」などと伝えた。

 大谷は第2打席から右前適時打、右前打、54号3ラン、左中間二塁打。第2打席で出塁後は二盗を決め、日本選手シーズン最多盗塁も更新した。打率を.309に上昇させて、1位のルイス・アラエス内野手(パドレス)との差は5厘。3冠王も現実味を帯びてきている。

 ロッキーズは地区最下位に沈むが、サンダース氏は、この日のクアーズフィールドの観客数は4万8750人でチケットが完売だったことに言及。ロッキーズで14年間プレーし、今季限りで引退を表明している元首位打者のチャーリー・ブラックモン外野手の最後の本拠地シリーズということも重なったが、「あなたが単純に野球のレジェンドのファンなら、ショウヘイ・オオタニが人知を超えたシーズンを続ける姿を見ることができたというわけだ」とも伝えた。

 また、大谷がアンソニー・モリーナ投手から436フィート(約132.9メートル)の豪快弾を放った際には、敵地であるにもかかわらず「オオタニをMVPチャントで歓迎した」とも。「ナ・リーグのMVPは確定的」とし、大谷が同一試合で本塁打と盗塁を記録したのは今季16度目で、メジャー記録を伸ばしたと報じ、リーグ1位のOPSが1.041となっていると伝えた。

 敵軍記者もその躍動に脱帽し、様々な記録や本拠地で起きた現象などを伝えている。大谷の活躍は敵味方を超えて注目の的。残り2試合、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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