大谷翔平、打率1位浮上には「5の5」が必要 アラエスはスタメン外…険しい条件
大谷は5打数5安打でアラエスを逆転
【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間29日・デンバー)
ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日、試合開始9時10分)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場する。前日の同カードでは54号を含む1試合4安打の活躍を見せ、打率.309まで上昇。首位打者争いの2位に浮上した。一方で打率トップのルイス・アラエス内野手(パドレス)はこの日はスタメン外に。打率で逆転するには“大暴れ”が必要になりそうだ。
前日27日(同28日)の同戦では「1番・指名打者」で先発出場し、6回に54号3ランを放った。2回には二盗を決め、2001年イチローを抜く日本人最多57盗塁。「54本塁打&57盗塁(54-57)」に伸ばした。5打数4安打4打点の固め打ちでリーグ2位の打率.309に浮上した。
一方、前日26日(同27日)まで3試合、12打席無安打で打率を.312に下げたアラエスだったが、27日(同28日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・一塁」で出場し、意地の3安打を放った。これで打率.314へ数字を伸ばし、リーグをまたいでの3年連続首位打者に加えて、200安打の大台まで残り1としている。
ただ、アラエスは28日(同29日)のダイヤモンドバックス戦ではスタメンから外れた。現在の打率は「.3138880」。大谷はこの日の試合で4打数4安打だとしても「.31379」で届かず、5打数5安打だと「.31487」で逆転できる。アラエスにプレッシャーをかけるには、19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で見せた6打数6安打のような大暴れが必要だ。
パドレスはすでにホーム開催のワイルドカードを決めており、首位打者のアラエスはシーズン最終戦を欠場する可能性もあり得る。果たして大逆転での首位打者、そして3冠王は――28日(同29日)ロッキーズ戦での1打席1打席に改めて注目したい。
(Full-Count編集部)