バットに当たらず…ジャッジに米辛辣 苦手の10月、1試合5三振に「いつも通りだ」
2021年5月6日アストロズ戦以来3年ぶりの1試合5三振
【MLB】パイレーツ 9ー4 ヤンキース(日本時間29日・ニューヨーク)
怪物の“止まった”バットにNYファンは戦々恐々としている。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は28日(日本時間29日)、本拠地・パイレーツ戦に「3番・中堅」で先発出場するも、5打数無安打5三振に終わった。自身初の6試合連続アーチとはならず、自身3年ぶりの1試合5三振。まさかの結果に「ポストシーズンのジャッジ」「10月のジャッジ」「“プレーオフ版”のジャッジが来た」と辛辣な声が寄せられた。
8月26日(同27日)から9月12日(同13日)まで、自己最長タイの16試合連続本塁打なしを味わったが、13日(同14日)のレッドソックス戦で52号を放ってスランプから脱すると、21日(同22日)のアスレチックス戦から5試合連続でアーチをかけてきた。
26日(同27日)に地区優勝を果たし、翌27日(同28日)は休養日で出場なし。この日はパイレーツの怪物ルーキー、ポール・スキーンズとの対戦となったが、空振り三振に打ち取られると、その後も継投した投手たちの前に沈黙。ヤンキース専門番組の「トーキン・ヤンクス」によると、ジャッジが1試合5三振を喫するのは自身3度目、2021年5月5日(同6日)アストロズ戦以来3年ぶりのことだった。
ただ1試合当たりが止まっただけだが、ヤンキースファンを中心に批判の声が殺到。「ポストシーズンのフォーム」「いつも通りだ」「ポストシーズンの準備ができているね」などと声が飛んだ。ジャッジはポストシーズンに過去44試合出場しているものの、通算打率.211、13本塁打、OPS.772、三振率33.3%とレギュラーシーズンの成績から大きく見劣りする数字しか残せていない。“苦手”な大舞台を克服し、批判と不安の声を一蹴することはできるだろうか。
(Full-Count編集部)