大谷翔平、115年ぶりの偉業“当確” 54-59で切り開いた扉…史上3人目の大記録
本塁打、盗塁ともにメジャー2位以内なら1909年のタイ・カッブ以来3人目
【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)
ドジャース・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁をマークした。打率.310で首位打者の獲得はならなかったが、それでも54本塁打、130打点の2冠は決定的。59盗塁もメジャー2位に入っており、本塁打と盗塁の両部門で2位フィニッシュとなれば、116年ぶりの快挙となる。
最終戦まで首位打者の可能性を残して迎えた一戦。第1打席はニゴロ、第2打席はシフトに阻まれて遊ゴロ、第3打席もニゴロに打ち取られた。しかし1-1で迎えた8回1死一塁の第4打席、右腕ボドニックの99.3マイル直球(約159.8キロ)を捉え、右前に運んだ。直後には重盗に成功し、今季59盗塁目をマークした。
今季成績は159試合出場で、54本塁打、130打点、OPS1.036などでリーグトップが濃厚。打率.310、59盗塁と合わせて日本人初のトリプルスリーを達成した。メジャーでは過去に25人、延べ29人が達成。大谷が史上26人目の偉業達成となった。
MLB全体で見ると、本塁打数は1位のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の58本塁打に次いで2位。盗塁もエリー・デラクルーズ内野手(レッズ)の67盗塁に次いで2位だ。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は試合後に自身のX(旧ツイッター)を更新し、「ショウヘイ・オオタニは本塁打と盗塁の両部門でメジャー2位以内でシーズンを終える3人目の選手」と紹介した。1908年のホーナス・ワグナーと1909年のタイ・カッブ。偉大なレジェンドに肩を並べた。ナ・リーグはまだ2試合残っているものの、115年ぶり偉業は決定的な状況だ。
(Full-Count編集部)