大谷翔平「まだ振り返ることはない」 見据える初のPO…歓喜の道へ「努力したい」

試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

大谷翔平が自身初のポストシーズンへ

【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁をマークした。試合前には3冠王獲得の期待も高まったが、打率.310で首位打者には届かなかった。それでも54本塁打、130打点でリーグ2冠を手中に収めた。試合後のコメントは以下の通り。

――1年を振り返って記憶に残ったことは。
「もちろん、記録が色々ありましたけど、まずは1年間しっかりと安定して(試合に)出られたのが自分の中でよかったですし、それに伴ってケアをしてくれた人もそうですし、サポートしてくださった人たちにも感謝しています」

――50-50以降、打撃で変えたことは。
「ヒットの方にシフトしたということはもちろんないですけど。いい打席を送りたいと思っていたので、その先でもう1段、打撃の質で言うと先が見えたのが後半はよかったんじゃないかなと思います」

――3冠王の可能性があった。
「それはあんまり考えてなかったですね。どのくらいの差があるのか、あんまりよくわかってなかったですし。とりあえず自分の。いい打席を送りたいと思っていました」

――同僚も記録を喜んでいる。
「素直にうれしいですし、このチームの一員として、まず1年間できたことに感謝したい。チームメートのサポートにも感謝したいです」

――ポストシーズンに向けて。
「ここから先はシーズン中に積み上げた成績や数字は意味ないので。しっかりと自分の調子を維持する。気持ちを切らさず(試合までの)間の日を過ごしていきたいと思います」

投手としてのリハビリも「継続的に」

――リハビリは。
「継続はもちろんするとは思いますけど、もちろん1番大事なのは試合なので。そこに自分が支障がないと思えば、継続的にリハビリは続けていくと思います」

――この期間で投手との対戦は。
「多少入ることで実戦感覚は養わないといけないと思うので。どれが1番いいのかというのを僕も初めての経験なので探しながらやりたいなと思っています」

――40号の逆転満塁弾や50-50もあった。今季1番のシーンは。
「うーん、1番はわからないですかね。その時その時でうれしさもありますし。これからまだポストシーズンもあるので、まだシーズンを振り返ることはない。それよりいい思い出がこの先に来るように努力したいなと思います」

――高いレベルでプレーできた理由。
「毎日同じルーティンをしっかりこなせたと思いますし、それに伴って周りの人のサポート。僕1人のルーティンではもちろんできないので。毎日同じ時間に同じことをなるべくできるようなスケジュールを話し合いながらできたのがよかったのかなと思います」

――先が見えたと言っていた。
「バッティングの質が良くなったのかなと思うので。トータルして見た時に、自分のいい結果を出しに行く過程がすごくよくなってきたんじゃないかなと思います」

――妻や愛犬の力。
「うーん、もちろん1人でいるよりも……。なんて言うんですかね。野球以外も考える時間も多くなったというか。それがいい方向に。自分の中で。よりグラウンドにいる時に野球に集中できるようになったのかなと思うので。そこはもちろん、感謝したいです」

(Full-Count編集部)

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