大谷翔平が忘れぬ敬意 最終戦で…見せた行動に放送席注目「渡すように言っている」
ブラックモンの引退試合でもあったシーズン最終戦
【MLB】ドジャース 2ー1 ロッキーズ(日本時間30日・デンバー)
ドジャース・大谷翔平投手が相手選手のために見せていた行動に、放送席も注目した。29日(日本時間30日)にクアーズフィールドで行われたロッキーズ戦では、チーム一筋のチャーリー・ブラックモン外野手の“引退試合”でもあった。3回の第2打席で安打を放つと、ベンチの大谷も祝福。ボールを残しておくよう指示するシーンがあった。
2011年にデビューし、長年チームを支えてきたブラックモンは38歳を迎え、23日(同24日)に自身のX(旧ツイッター)で今季限りでの引退を発表していた。ブラックモンは3回の第2打席で6試合連続安打となる中前打をマークし、これが現役最終打席となった。
ブラックモンが安打を放った際、ベンチにいた大谷は「ボール! ボール!」と叫び、ロッキーズ側に記念ボールを渡すように指示していたようだ。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席は、ベンチの大谷の様子に注目。実況のスティーブン・ネルソン氏は「彼はボールを要求しているのではなく、反対側(ロッキーズベンチ)に渡すように言っているようですね」と注目。ちょうど放送席にはブランドン・ゴームズGMも加わっており、「ハハハ」と反応していた。
試合前にはブラックモンの引退セレモニーが行われており、大谷も拍手を送っていた。