NYファンはまだ諦めない 大谷翔平よりも…リンドーアが「最も貴重な選手だ」
リンドーアは今季152試合出場点打率.273、33本塁打、91打点、29盗塁
【MLB】メッツ 8ー7 ブレーブス(日本時間1日・アトランタ)
メッツのフランシスコ・リンドーア内野手は30日(日本時間10月1日)、敵地・メッツ戦に「1番・遊撃」で先発出場。9回に勝ち越し2ランを放った。メッツはこの勝利でプレーオフ出場が決定。リンドーアの一振りが文字通り勝利をもたらし、米ファンからは「オオタニはMLBで最高の選手だが最も貴重ではない。その栄誉はフランシスコ・リンドーアに与えられる」などと、MVPを“推挙”する声があがった。
雄叫びを上げる豪快アーチだった。6-7で迎えた9回、1死一塁で打席が回ると、リンドーアは元阪神ピアース・ジョンソンの初球ナックルカーブを強振。確信の一発は右翼席へ着弾する勝ち越し2ランとなった。チームのプレーオフ出場を決定づけた一発に、メッツファン、ナインは大歓声を送ってヒーローを称えた。
リンドーアは今季152試合に出場し、打率.273、33本塁打、91打点、OPS.844、29盗塁をマーク。卓越した遊撃守備を誇り、MVP投票で重視される勝利貢献度WARでは、8月末の時点でドジャース・大谷翔平投手を抑えてリーグ1位に立っていた。総合力の観点からニューヨークファンや東海岸のメディアを中心にリンドーアをMVPに推す声があがっていた。しかし、9月中旬に腰痛を患い欠場することが増え、WARでも大谷に抜かれる結果になった。
それでも、リンドーアのMVPを“諦めない”米ファンも多いようだ。「間違いなくMVP、オオタニはどうでもいい」「ああ、オオタニはMLBで最高の選手だが最も貴重ではない。その栄誉はリンドーアに与えられる。今日それが証明された」「今年はMLBのMVPについて、この賞をどう捉えるかで3人の異なるMVPを正当化できるという点がいい 最も才能がある:ショウヘイ・オオタニ 最高のシーズン:アーロン・ジャッジ チームにとって最も貴重:フランシスコ・リンドーア」などと声が寄せられた。
(Full-Count編集部)