データも予測不可能だった大谷翔平の異次元成績 過小評価された「17」→約3.5倍の現実

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

開幕前の予測は38本塁打122打点…盗塁数は約3.5倍の数値を叩き出した

 ドジャースの大谷翔平投手は今季、打率.310、54本塁打130打点、59盗塁と圧倒的成績を残し、地区優勝に貢献した。打者に専念した移籍1年目。開幕前にデータ会社が予測した成績を大きく上回った。

 歴史的な1年はデータ会社すら全く予測できないものだった。2年連続異なるリーグでの本塁打王は史上初。9月19日(日本時間20日)には6打数6安打3本塁打10打点2盗塁で史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した。2001年のショーン・グリーンが放った49本塁打を抜き球団の本塁打記録を樹立すると、その後も日本人初のトリプルスリーなど数多くの偉業を成し遂げた。

 開幕前に米データ会社「ファングラフス」が予測した数字は38本塁打(MLB3位タイ)、122打点(同1位)、91得点(同20位タイ)、長打率.545(同4位)という成績だった。

 実際の成績は54本塁打(同2位)、130打点(同2位)、134得点(同1位)、長打率.646(同2位)と好成績を収めた。さらに、盗塁の予測は17で、実際には59。約3.5倍だった。米データ会社の算出した数値をはるかに上回る規格外の躍動は、MLB史でも燦然と輝いている。

(Full-Count編集部)

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