山本由伸、“PO開幕投手”に急転抜擢 編成トップ明言…ダルビッシュとの投げ合いは幻に

ドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
ドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

地区シリーズ第2戦の先発が明言されていたが…第1戦に変更

 ドジャースの山本由伸投手が5日(日本時間6日)のパドレスとの地区シリーズ第1戦に先発することで変更になった。アンドリュー・フリードマン編成本部長が3日(同4日)、本拠地・ドジャースタジアムで報道陣の取材に応じ、「ヨシが1戦目、ジャック(フラハティ)が2戦目に登板する」と明らかにした。

 当初は6日(同7日)の地区シリーズ第2戦で先発することが予定され、山本も首脳陣から通達されたと明かしていた。しかし、地区シリーズは5回戦制。仮に山本が6日(同7日)の第2戦で登板すると、中4日での登板経験のない山本はシリーズ1登板で終わってしまう可能性があった。

 フリードマン編成本部長は「第5戦となった場合、ヨシは中4日で登板したことがないけど、ジャックはその経験がある。ブルペンの稼働状況にもよるけど、柔軟性をもつことができる。選択肢を増やすためだ」と説明した。山本をフル回転させるための登板日変更。11日(同12日)の第5戦ではフラハティとのダブル投入もありそうだ。

 パドレスはディラン・シース投手が地区シリーズ第1戦で先発することが決まっている。山本とダルビッシュ有投手の、ポストシーズン初となる日本人投手の投げ合いはお預けとなった。

 山本は登板2日前となったこの日、左翼後方のブルペンで35球を投げた。パドレスにはレギュラーシーズンで5勝8敗と負け越し、先発投手ではグラスノー、ストーンらチームを支えた主戦投手が離脱している。総力戦で地区シリーズを突破するつもりだ。

(Full-Count編集部)

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