大谷翔平は「最も才能のある打者」 ロバーツ監督激賞…期待する「試合を変える力」

取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

6日から地区シリーズ開幕

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が4日(日本時間5日)、パドレスとの地区シリーズ第1戦を控えた前日会見に出席し、大谷翔平投手について言及。「クレイジーなほど才能のある野球選手。彼はフィールド上で、最も才能のある打者だ。色々な方法で、試合を変える力がある。一塁からでも得点できるし、本塁打も打てる」と改めて称賛の言葉を送った。

 大谷は今季159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で惜しくも首位打者とはならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成する歴史的な活躍を見せた。

 大谷はドジャース移籍1年目、メジャー7年目にして初のポストシーズンを経験。“ヒリヒリする9月”には自らのバットで苦境を跳ねのけ、チームに勝利をもたらした。会見に臨んだロバーツ監督は「この1か月で、フィールド全体を使って安打を打てるという能力を示した。打点も稼げる。我々のためにそう言う活躍をしてくれている」と期待を込めた。

 一方でロバーツ監督は2016年に就任以降、今季を含め9年間で8度の地区優勝を果たしているが、ワールドシリーズ制覇はコロナ禍で行われた2020年の短縮シーズンのみ。過去2年は地区シリーズでパドレス、ダイヤモンドバックスに辛酸をなめている。今年から名門に加わった大谷が、過去を払拭するキーマンになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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