ダルビッシュは「大したもの」「アメージング」 大荒れド軍戦で7回1失点…ナインから絶賛の嵐

ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

2年ぶりPO勝利の権利持ち降板…大谷は空振り三振、一ゴロ、投ゴロ

【MLB】パドレス 10ー2 ドジャース(日本時間7日・ロサンゼルス)

 パドレスのダルビッシュ有投手は6日(日本時間7日)、敵地・ドジャース戦に先発登板し、7回1失点の好投でプレーオフ通算5勝目を挙げた。7回にはドジャースファンがヒートアップし一時試合が中断。大荒れの中でも集中力を保った38歳に指揮官、同僚からも称賛の声が相次いだ。

 初回先頭の大谷翔平投手を空振り三振に抑えた後、ベッツに特大飛球を浴びたが、左翼のプロファーが本塁打キャッチ。2回には無死満塁のピンチを犠飛の1点のみに抑えた。3回から6回までは得点圏に走者を許さなかった。

 7回裏のドジャースの攻撃が始まる前に、左翼席からグラウンドにボールが投げ込まれ、プロファーが激怒して抗議。その後もグラウンドに物が投げ込まれると、17人の警備員が外野グラウンドに登場した。試合が約9分間中断するアクシデントもあったが、ダルビッシュは動じず。7回を無失点に抑えマウンドを降りた。

 最速は96.2マイル(約154.8キロ)。7回3安打1失点3奪三振で防御率1.29となった。プレーオフ通算5勝目は田中将大(ヤンキース)に並んで日本人最多となった。

 試合後、マイク・シルト監督は「7回を投げ、集中力を保った彼はたいしたものだ」と絶賛。「ユウはファンタスティックだった。並外れた投球だった。オオタニを含め、打線全体に対してね」と評価した。

 同僚のフェルナンド・タティスJr.外野手も「アメージングだった」と笑顔。ダルビッシュは今季、怪我や制限リスト入りするなど長期離脱もあった。「今季彼が経験したことを知っているだけに、ポストシーズンであのような投球を見れたのは本当に美しかった」と喜びを滲ませた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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