大谷翔平、8打席ぶり安打…バット折られながら意地 ヘルナンデスの満塁弾で生還に雄叫び
地区シリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場…3回に中前打
【MLB】パドレス ー ドジャース(日本時間9日・サンディエゴ)
ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席でバットを折られながらも中前打を放った。第1戦の4回の第3打席以来、8打席ぶりのヒットなった。
第1打席はスイーパーに空振り三振を喫したが、1-6で迎えた3回無死一塁、カウント1-1から外角のチェンジアップを捉え、バットを折られながらも中前打を放ちチャンスを拡大した。その後ドジャースは1死満塁のチャンスを作ると、テオスカー・ヘルナンデス外野手が中越えの満塁弾を叩き込み、大谷は雄叫びを上げて感情を爆発させた。
試合は初回にムーキー・ベッツ内野手のソロで先制したものの、2回にまずい守備から失点を重ね、フェルナンド・タティスJr.外野手にも今ポストシーズン4本目となる2ランが飛び出して6点を失った。厳しい展開になったが、大谷らのヒットから反撃している。
大谷は今季159試合に出場し、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。打率.310で惜しくも首位打者獲得はならなかったが、54本塁打と130打点で2冠を手にした。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も樹立。日本人として初めて「トリプルスリー」も達成した。
昨年12月に10年総額7億ドル(約995億円)でドジャースに移籍。加入1年目は圧倒的な成績でチームを牽引し、ドジャースは98勝64敗、メジャー最高の勝率.605でレギュラーシーズンを終えた。メジャー7年目で初めて地区優勝を経験し、地区シリーズ第1戦でポストシーズン初アーチをかけている。
(Full-Count編集部)