大谷翔平は「受け入れる必要がある」 悲願の世界一へ…元エ軍監督が指摘した“改善点”

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

エンゼルスで監督を務めたマドン氏

 エンゼルスで監督を務め、大谷翔平投手の“恩師”として知られるジョー・マドン氏が米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演。ワールドシリーズを前に、大谷に求められるプレーについて語った。

 大谷は初のプレーオフで、得点圏では9打数6安打と無類の強さを発揮。一方で、リーグ優勝決定シリーズ第4戦で先頭打者弾を放つまでは、走者なしの場面では22打数無安打だった。

 マドン氏は「走者が出塁しているときと、そうでないときで統計が色々あるよね。でも、最も重要なのは、状況に応じてストライクゾーンを見極めて、とにかく出塁できれば。彼は常にインパクトを与えることができる。この選手ほど勝ちたがっていて、洞察力がある選手はいない。今まで出会った中で一番だと思う」と話す。

 さらに、打席での内容にも“変化”の必要性を指摘する。「昨日の試合(第6戦)で誰かが速球を高く投げたのに、彼(オオタニ)はそれを振り続けた。そんなことを続けてはいけない」とし、「彼は四球を受け入れる必要がある」と“四球増”を求めた。

「彼について、本塁打、外野の間を抜くヒット、得点、盗塁、など話題に挙がるけど、また次のレベルに進むためには、四球を受け入れることだ」

 2020年から2年半、大谷のプレーを間近で見たマドン氏は「内角の高い球をスイングする必要はない。彼は常にダメージを与えることができる。私が言ったように、この選手は賢い。彼は、賢いんだ。誰もいないときにとにかく塁に出ようとすること。次の打者のために塁に出ればいいんだ。彼はそうすると思うよ」とコメントした。

 エンゼルス時代には出場できなかったプレーオフ。大谷は7年目にして初出場を決め、チームをワールドシリーズまで導いた。あと4勝、マドン氏も“教え子”のプレーを見守っている。

(Full-Count編集部)

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