1000億円契約の可能性も…天才ソトが契約する球団は 近づく争奪戦のゴング
ソトは今季157試合出場で41本塁打、出塁率.419は両リーグ2位
ストーブリーグが徐々に動き始めている。今オフFA市場で最も注目されているフアン・ソト外野手には、1000億円超の契約も噂されている。今季プレーしたヤンキースと同じ都市に本拠地を置く“金満球団”は、またも大金を投入するのか。プレーオフも終わり、争奪戦のスタートが迫っている。
ソトは2018年に19歳の若さでメジャーデビュー。翌2019年には打率.282、34本塁打、110打点の成績を収め、ナショナルズ初の世界一に貢献した。2022年途中にパドレスへ移籍。今季はヤンキースと3100万ドル(約46億5000万円)で契約に合意。年俸調停権を持つ選手としては、大谷翔平投手の3000万ドル(約45億円)を抜き、史上最高額となった。
米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、10月31日(同1日)に「ヤンキースがワールドシリーズ第5戦に敗れてから2時間のうちに、興味を持つ8球団が連絡を取ったという話を聞いた。そして木曜日(31日、同11月1日)の朝までに、その球団数は11にまでのぼっている」と報道。7億ドル(約1070億円)という金額も浮上していると伝えた。
今季は157試合に出場し、打率.288、41本塁打、109打点、OPS.989の成績を残し、出塁率.419はメジャー2位。勝利貢献度WAR7.9も同6位だった。アーロン・ジャッジ外野手とともに打線の中軸を担い、リーグ優勝に貢献。ワールドシリーズ中に26歳を迎えたばかりで、成績だけでなく年齢面からも超大型契約を手にする可能性が高いと言われている。
2日(同3日)、米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」で司会を務めるダン・クラーク氏が、自身のX(旧ツイッター)で「MLBインサイダーのジョン・ヘイマンによると、メッツがフアン・ソトに12年6億6000万ドル(約1056億円)の大型契約を提示した」と伝えたが、ヘイマン氏は同投稿を否定。「現時点で、ライバルチームは、オファーを提示することすらできない」と投稿。本格的な争奪戦スタートはまだ始まっていないと指摘した。
メッツは今季年俸総額が3億3500万ドル(約500億円)でMLBトップ。リーグ優勝決定シリーズには進出も、ドジャースに敗れ頂点はならなかった。ソト自身はニューヨークでの生活を気に入っているとされ、ヤンキースとの再契約が有力との報道もあるが、果たして天才打者はどんな契約を結ぶだろうか。
(Full-Count編集部)