ヤンキース激震 昨季CY賞コールが契約破棄→退団も…15年ぶりリーグVもチーム解体か

ヤンキースからオプトアウトを選択したゲリット・コール【写真:ロイター】
ヤンキースからオプトアウトを選択したゲリット・コール【写真:ロイター】

2029年の年俸55億円追加で残留可能、リゾらスタメン4人がFAに

 ヤンキースのゲリット・コール投手が来季以降の契約を破棄した。米複数メディアが2日(日本時間3日)に一斉に伝えた。

 コールは2019年オフに9年3億2400万ドル(当時355億円)でヤンキース入り。昨季は15勝4敗、防御率2.63でサイ・ヤング賞を受賞した。今季は17試合登板で8勝5敗、防御率3.41だったが、ポストシーズンでは5試合で1勝0敗、防御率2.17をマークした。

 契約期間は2028年までだったが、今オフに契約破棄できる権利(オプトアウト)を持っていた。球団は来季からの4年1億4400万ドル(約220億5000万円)の契約に、2029年の年俸3600万ドル(約55億円)を追加することで、今回のオプトアウトを無効にできる権利を持っている。

 また、アンソニー・リゾの年俸1700万ドル(約26億円)になる来季契約オプションを破棄したと発表した。移籍4年目の今季は6月に右前腕を骨折。92試合出場して打率.228、8本塁打、35打点にとどまった。カブス時代の2016年に世界一を経験しているベテランはポストシーズンでも右手薬指骨折を抱えながら強行出場。10試合で30打数8安打の打率.267をマークしたが、打点なしに終わった。

 チームはフアン・ソト、グレイバー・トーレス、アレックス・ベルドゥーゴがFAとなり、リゾを含めてスタメン野手8人のうち4人がFAとなる。チーム最多30セーブを挙げた守護神クレイ・ホームズに救援のティム・ヒルとトミー・ケインリー、ジョナサン・ロアイシガの4投手もFAで、2009年以来15年ぶりにリーグ優勝したチームは解体となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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