カーショー涙のスピーチに相次ぐ称賛 4年越しの思いが「私たちの心を揺さぶった」
2020年のWS制覇時はコロナ禍でパレードなし「この日を待っていました」
ドジャースのクレイトン・カーショー投手が行ったスピーチに注目が集まっている。1日(同2日)にワールドシリーズ制覇を祝したパレードを行った際に「長い間、お祝いする機会を待っていました」などと話し、米メディアが、称賛の言葉を送った。
MLB公式が投稿した動画では「ああ……長い間、この日を待っていました。長い間、お祝いする機会を待っていました。今、ここ以外のどこかにいることは想像できません。この仲間以上に一緒に祝うのにすばらしい仲間はいません。(言葉に詰まりながら)今は、言葉がありません」と涙ながらに語った。前回優勝した2020年は、コロナ禍の影響でパレードが開催されなかったからだ。
さらに「自分はこの優勝と全く無関係でした。ですが、みなさんとこうして祝うことができて、この世界で一番(最高)の気分を味わっている気がします! 2度目のチャンピオン! そしてこれからも、もっと(優勝する)! やりましょう!」と興奮気味に叫んだ。
ドジャース一筋17年で通算212勝、3度のサイ・ヤング賞を誇るも、今季は7試合で2勝2敗、防御率4.50。プレーオフでの登板はなく、6日(同7日)に左足親指と左膝半月板の手術を受けることになっている。
36歳左腕に、米スポーツ局「ESPN」は「カーショーのスピーチは、私たちの心を大きく揺さぶった」、同放送局のライアン・モリク記者は「2020年ワールドシリーズ(制覇)を祝えなかったクレイトン・カーショーが最高のスピーチでドジャースファンを沸かせた」と賛辞を送った。
また地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジオバンナ記者は「カーショーは(右足)親指と膝の怪我の影響で、10月(ポストシーズン)では1球も投げられなかったが、金曜日(1日=日本時間2日)の祝典では一瞬一瞬を噛み締めた。彼がワールドシリーズのMVPに選出されたかのようだった」とも。偉大な男の言葉は、大きな影響力を持っている。
(Full-Count編集部)