大谷翔平こそが“最高の選手” 米識者が熱弁…ジャッジは「歴史を作れなかった」
“大谷大好き”ベン・バーランダー氏が熱弁
2024年、メジャーで“最高”の選手は誰なのか。驚異的な成績を残したドジャースの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の“比較”は、米メディアの中で盛り上がりを見せた。米ポッドキャスト「フリッピン・バッツ」で司会を務め、“大谷大好き”として知られるベン・バーランダー氏は、「説得力のある根拠」をもとに、大谷だと力説した。
大谷は今季、MLB史上初となる「50-50」(50本塁打、50盗塁)を記録すると、「54-59」まで数字を伸ばした。54本塁打130打点はともにリーグトップで、打撃2冠。2年連続3度目となるMVP受賞は確実視されている。
バーランダー氏は、番組の中で「もしMLBがMVPを1つだけしか与えない場合。なぜジャッジよりもショウヘイがMVPを獲得するのかについて、私は説得力のある根拠を出せると100%思っています」と切り出した。
ジャッジは今季打率.322、58本塁打、144打点を記録。2022年に自身が記録した62本塁打には及ばなかったが、シーズン終盤にはそれを超えるペースで本塁打を量産。3冠王も視界に捉えていた。打率、打点、OPS1.159はキャリアハイとなった。
バーランダー氏は、まず始めに「50-50」の価値を主張。「歴史を作るというのは重要なことです。最高レベルのプレーをする2人の選手がいる場合、彼らがともにヤバい活躍をしているとした場合、歴史を作ることは重要なことなんです。野球界の歴史で、50-50は彼が最初なんです。これは40-40クラブではありません。過去に1度もなかったことなんです」と話した。
ジャッジについては、最終盤で本塁打ペースが失速し、リーグ新記録には及ばなかったと説明。「彼は9月に、打率.277、7本塁打でした。それとは対照的に、ショウヘイは打率.393、10本塁打でした。改めてですが、私は歴史を作るのは重要なことだと思っています。2人の選手が歴史的をことを成し遂げようとしている時に、1人は徐々に失速し、もう1人は(シーズンの)最終月に優れた活躍をする。1人は最終的に、62本塁打という数字を超えることはなく、歴史を作れませんでした」と大谷の方が“優れているシーズン”だと指摘した。
(Full-Count編集部)