4人が戦力外経験…チームに残る5位指名 ドラ1わずか3勝、10年前の阪神ドラフト
チームに残るのは5位指名の高卒内野手のみ
2024年のドラフトも終了し、育成含め計123人の選手が指名を受けた。ちょうど10年前のドラフトを振り返ってみると、日本を背負って活躍する選手がいる一方、戦力外を経て引退を決断した選手も多い。阪神では、指名5人中4人が戦力外を経験。チームに残っているのは5位指名の選手だけとなっている。
同年のドラフトでは1位、2位が同じ新日鉄住金鹿島から加入した投手だった。1位は有原航平、山崎康晃投手のクジを外し、外れ外れでの指名となった横山雄哉投手だった。怪我もあって2018年オフに育成契約に。2020年9月に再登録されて1試合に登板に登板したが、オフに戦力外となって現役を退いた。NPBでは通算9試合登板、3勝2敗。防御率4.67だった。
2位の石崎剛投手は力強い直球を武器に2017年には26試合に登板して防御率1.17をマーク。2019年にはトレードでロッテに移籍し、2021年に戦力外通告を受けた。
3位は江越大賀外野手で、トレードで2023年から日本ハムでプレー。昨季は自己最多の100試合に出場も、今オフ戦力外となっており、去就は発表されていない。4位の守屋功輝投手は2019年に57試合に登板して防御率3.00とブレーク。しかし、翌年以降登板数を減らして2022年に戦力外通告。現在は社会人・日本製鉄鹿島でプレーしている。
唯一阪神でプレーを続けるのが、5位の植田海内野手となった。近江高から加入し、2018年には104試合に出場。主に代走、守備固めでベンチに欠かせない存在となっている。
(Full-Count編集部)