ドラフト全体の“約3割”出身…中学硬式リーグが指名選手公表 1位は4人、大量獲得も

ロッテ1位指名の青学大・西川史礁(左は吉井理人監督)【写真:イワモトアキト】
ロッテ1位指名の青学大・西川史礁(左は吉井理人監督)【写真:イワモトアキト】

ボーイズリーグ出身から、支配下と育成を合わせて36人が今年のドラフトで指名

 公益財団法人日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)は、先月24日に開催された「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で指名を受けたボーイズリーグ出身選手を発表した。全体で支配下69人、育成54人の計123人が指名を受けたが、そのうちボーイズ出身は約3割を占める36人。支配下21人、育成15人がプロの扉を開いた。

 1位指名は4選手。DeNAの竹田祐投手は奈良・生駒ボーイズの出身。3年春に選抜準優勝を成し遂げた履正社、さらに明大、三菱重工Westを経ての指名となった。広島の佐々木泰内野手は岐阜ボーイズ出身で、青学大で1年春のリーグ戦から活躍した右のスラッガー。ソフトバンクの村上泰斗投手は、大阪箕面ボーイズから神戸弘陵に進み、甲子園出場こそなかったものの150キロ超のストレートを誇る右腕。ロッテの西川史礁外野手は和歌山日高ボーイズでプレーし、青学大では中軸を担い、学生ながら侍ジャパンにも選出された右の強打者だ。

 2位では、群馬・館林ボーイズ出身の法大・篠木健太郎投手がDeNAに、愛知・東海ボーイズ(小学部)出身の豊川・モイセエフ・ニキータ外野手がヤクルトに、神奈川・湘南ボーイズ出身の198センチ左腕、東海大相模の藤田琉生投手が日本ハムに、それぞれ指名された。

 育成を含めて最も指名が多かった球団はソフトバンク。支配下では1位の村上、6位の東洋大・岩崎峻典投手(大阪・大淀ボーイズ)の2人、育成ではBC茨城の大友宗捕手(大阪・枚方ボーイズ)や市松戸の広瀬結煌内野手(千葉・流山ボーイズ)など5人。合わせて大量7選手が指名された。

 リーグ別では、セ・リーグには14人、パ・リーグには22人のボーイズリーグ出身が指名を受けた。彼らのプロの世界での活躍が待たれる。

■ボーイズ出身選手の一覧は(公財)日本少年野球連盟公式サイトへ

https://boysleague-jp.org/news/%e3%80%902024%e3%83%89%e3%83%a9%e3%83%95%e3%83%88%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e3%80%91%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%82%a4%e3%82%ba%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b0%e5%87%ba%e8%ba%ab%e9%81%b8%e6%89%8b%e3%82%92%e6%8e%b2/

(First-Pitch編集部)

少年野球指導の「今」を知りたい 指導者や保護者に役立つ情報は「First-Pitch」へ

 球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。

■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY