23歳で2度の戦力外→投手ブランク3年半も…鷹逸材が衝撃“147”「とっても面白そう」

ソフトバンクから戦力外となった小林珠維【写真:上杉あずさ】
ソフトバンクから戦力外となった小林珠維【写真:上杉あずさ】

小林は2020年に内野手としてプロ入り…今季は二刀流でプレー

「プロ野球12球団合同トライアウト」が14日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。再起をかけた一発勝負の舞台で、ソフトバンクから戦力外となった小林珠維投手が「凄い良かった」「めっちゃいい球投げるやん」とファンの度肝を抜いた。

 東海大札幌から2020年ドラフト4位指名でソフトバンクに入団した23歳。高校時代は150キロを超える剛腕に加えて、通算30本塁打の野手としても才能を発揮した。ドラフトでは内野手としてプロの門を叩いている。ただ、プロ入り3年間で1軍に昇格できず、昨オフに戦力外通告を受けて育成選手として再契約を結んだ。

 迎えた今季は投手に再転向し、二刀流としてプレー。3年半のブランクがありながら、3月に登板した4軍戦では最速149キロと能力を示した。もっとも、2軍戦では2試合に登板して9イニングを投げ、1勝1敗、防御率6.00、2三振、6四球の結果に終わり、10月に再び戦力外となった。

 トライアウトではカウント0-0からのシート打撃で、まずは投手としてマウンドへ。巨人・菊田拡和内野手、西武・高木渉外野手と対戦し、2者連続で空振り三振に打ち取った。最速は147キロをマークし、カットボールも140キロと威力あるボールを見せた。見事な球威にファンも驚きを隠せないようで「小林珠維めちゃくちゃ良かったな」「珠維くん最高です!」「小林珠維よくない? 声かかってほしい」「育成でもいいなら小林珠維とっても面白そう。まだ若いし」と称賛の声が送られている。

(Full-Count編集部)

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