台湾戦ではないのに観戦「推しがいるから」 うちわ販売…国際試合でも圧倒的なチアの影響力

韓国キューバ戦に駆け付けた台湾チア【写真:編集部】
韓国キューバ戦に駆け付けた台湾チア【写真:編集部】

プレミア12の韓国-キューバ戦を台湾チアが応援

“本場”の応援は圧倒的だった。13日の「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」グループB、韓国-キューバ戦で台湾のチアガールが応援に駆けつけた。それもあって球場には台湾人の姿も。ファンの一人は「推しがいるから」と“チア目当て”だと明かした。

 この日、地元チャイニーズタイペイは台北ドームでドミニカ共和国と対戦していたが、天母野球場にも台湾ファンが詰めかけていた。目的はチアガール。キューバの攻撃で一塁側のステージに上がると皆一斉にカメラを構えた。

 天母野球場は味全ドラゴンズの本拠地。日本でも“奇跡のチア”として人気を博している林襄も楽天ガールズから今季開幕前に味全のチアに電撃移籍し、この球場でダンスを披露している。

 圧倒的な人気は球場を見ればわかる。正面入り口にはチアの“出勤表”が記載されており、いつどのチアガールが球場に訪れるか一目瞭然となっている。また、そのすぐ横にはチアガール専門の売店も。タオル、うちわ、チアガールの顔入りボールなどが売られている。

 一塁側にはうちわやタオルだけでなく、自作のユニホームを着用してチアを応援するファンも。台北市内に住む男性ファンは試合ではなくて「好きなチアがいるから来た。試合はそこまで見ていない」と笑う。もはやチアの存在は台湾野球にとって欠かせない存在となっている。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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