広島をたった1年で去った助っ人が韓国へ 0勝、防御率7.36…日本では「傘下に格下げ」米指摘

広島時代のトーマス・ハッチ【写真:小林靖】
広島時代のトーマス・ハッチ【写真:小林靖】

トーマス・ハッチが韓国プロ野球「斗山ベアーズ」と契約

 今オフに広島を退団したトーマス・ハッチ投手が、韓国プロ野球「斗山ベアーズ」と契約を結んだ。球団がSNSで伝えた。30歳右腕は今季広島に加入も、僅か5登板で3敗、防御率7.36に終わっていた。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ル―マーズ」によると、ハッチは100万ドル(約1億5500万円)で契約した。2020年にブルージェイズでメジャーデビューし、17登板。2021年は3登板、2022年は1登板に終わったが、2023年はブルージェイズとパイレーツで計28回2/3を投げ防御率4.08、ゴロ割合52.3%、三振割合20.2%を記録し「まあまあうまくいった」と言及した。

 しかし、広島では力を発揮できず。未勝利に終わり、1軍登板は7月26日のヤクルト戦が最後だった。2軍では15登板で5勝4敗、防御率2.36の成績を残した。記事は「ハッチにとって初の海外進出は、特別うまくいったわけではない」と指摘。「1軍で悪戦苦闘した後、シーズンの大半は球団傘下に格下げになったからだ」と述べ、2軍では「圧倒的だった」とする一方で、1軍では活躍できなかったことを伝えた。

 さらに「この悪戦苦闘は、広島にとって今年の冬にハッチと決別するには明らかに十分(な根拠)だった」とも説明している。また、ハッチは今季2軍で、暴言行為のため退場処分、厳重注意を2度受けていた。韓国球界でどんな成績を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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