甲子園V右腕ら7人戦力外、元メジャー30歳は電撃引退 新庄体制4年目Vへ…今後の補強は

日本ハム・新庄剛志監督【写真:小林靖】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:小林靖】

加藤豪将、鍵谷陽平、江越大賀が引退…助っ人2投手が退団

 日本ハムは今季、75勝60敗8分けでリーグ2位。2年連続最下位から躍進を遂げた。このオフは4選手が引退、8選手が戦力外通告を受けた他、外国人2投手の退団も決まった。一方で、今季台湾プロ野球でMVPに輝いた右腕を獲得するなど動きは活発。今後の戦力補強も注目される。

 今季限りでの現役引退が発表されたのは鍵谷陽平投手、加藤豪将内野手、育成の阿部和広外野手。30歳の加藤豪は2013年MLBドラフト2巡目でヤンキース入団。2022年にブルージェイズでメジャーデビューを果たした。同年のNPBドラフトで日本ハムから3位指名を受け、入団。昨季は62試合で打率.210、6本塁打。今季は28試合で打率.172だった。ブルージェイズのフロント入りが決まっている。

 戦力外通告を受けたのは支配下が7人、育成が1人。江越大賀外野手は現役引退を決断し、北浦竜次、宮内春輝、安西叶翔の3投手は育成再契約を結んだ。黒木優太投手は西武に育成で入団した。

 大阪桐蔭高時代の2018年に春夏連続全国制覇を経験し、同年ドラフト6位で入団した柿木蓮投手は2度目の戦力外となった。2022年オフに1度目の戦力外となり、育成再契約。昨オフも自由契約となってから育成再契約を結んだが、支配下復帰はならなかった。合同トライアウトに参加し、打者2人を空振り三振、左飛に抑えた。

 外国人ではパトリック・マーフィー、ブライアン・ロドリゲス両投手の退団が決まった。一方で、20日に台湾プロ野球・統一ライオンズの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手と契約合意に達したことが発表された。24歳は今季、最優秀防御率のタイトルを獲得し、台湾リーグのMVPにも選出された。

 今秋のドラフト会議では支配下で6選手を指名。全員が入団しても支配下は65人で、上限の70人まで余裕がある。育成では、今オフに楽天を戦力外になった清宮虎多朗投手と契約を締結した。新庄剛志監督が率いて4年目となる2025年シーズンへ向け、今後どんな補強を展開するだろうか。

(Full-Count編集部)

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